
有名なものから意外と知られいていない、風の谷のナウシカの挿入歌や曲の一覧まとめを作成しました。
動画付きなので気になるメロディを、すぐに再生できて聞くことができます。
アニメを彩る音楽は、いつの間にか口ずさんだり、印象に残るメロディばかりですね。ナウシカの曲は作業用BGMにもおすすめなんです。
弾いてみたい、風の谷のナウシカの音楽は曲名なんだろう…?気になる。そんな人必見です。
風の谷のナウシカのBGM一覧と曲名をずらり並べてみた
久石譲×宮崎駿監督のはじまりの第1作目が「風の谷のナウシカ」なのですね。すべて久石譲が作曲を手がけました。
風の谷のナウシカのサントラ順のBGM一覧♪気になるところをクリックで、下の方へワープできます。
- 風の谷のナウシカ~主題歌
- 「風の谷のナウシカ」~オープニング~
- 王蟲の暴走
- 風の谷
- 虫愛ずる姫
- クシャナの侵略
- 戦闘
- 王蟲との交流
- 腐海にて
- ペジテの全滅
- メーヴェとコルベットの戦い
- 蘇る巨神兵
- ナウシカ・レクイエム
- 「鳥の人」~エンディング~
風の谷のナウシカ~主題歌
動画はYouTubeから提供され moja music が制作したオリジナルです
5分40秒~
歌っている安田成美は「ナウシカガール・コンテスト」で、グランプリを獲得しています。20.9万枚の売り上げを記録し自身の最大のヒット曲にもなりました(その後女優をめざす)
一度はこの曲が主題歌になることが決まっていたようですが、宮崎駿と高畑勲が映画の内容と曲のイメージが”違う”という理由で、劇中では使われませんでした。参考にした楽譜
予告編やテレビCMなどではテーマソングとして使用されたので、エンディングには歌の表記が入っています(作詞は松本隆さん、作曲は細野晴臣)
風の谷のナウシカ ~オープニング~
動画はYouTubeから提供され moja music が制作したオリジナルです
ナウシカの世界観にぴったりな、壮大なオーケストラサウンド。まさにオープニングにふさわしい見事な音楽になっていますね。参考にした楽譜
映画中盤の腐海不時着シーンなどでは、アレンジして使われています。
王蟲の暴走
第1パート、第2パート、第3パートからなっていて、それぞれ違った曲調になっています。【静】第1パート、【動】第2パートの対比が見事な曲ですね。
①ナウシカが腐海で「ムシゴヤシが午後の胞子をとばしている、きれい・・・」と言っているときに流れるBGMは第1パート
②怒りの王蟲がユパを追って暴走するシーンのBGMは第2パート
③第3のパートは「王蟲」を元にした、シタールの音を取り入れた曲だったのですが、実際は映画ではっ使われていません。
風の谷
インド楽器の音色でエスニックな雰囲気の曲ですね。風の谷に到着したユパが、村人たちに囲まれて話しをするシーンで使われているBGMです。
自然豊かな風の谷の風景を感じることができる、どこか懐かしい民族風の音楽でした。
虫愛ずる姫
動画はYouTubeから提供され moja music が制作したオリジナルです
11分45秒~
「鳥の人」のテーマではじまり、オーケストラがスケールある広がりを見せる音楽になっています。
傷ついたウシアブを腐海にかえすシーンと、冒頭にナウシカが砂漠から風の谷へ帰るために飛び立つときのシーンで使われていました。参考にした楽譜
クシャナの侵略
クシャナのテーマとトルメキア軍のテーマを元にした音楽で、悲壮感ただようアルペジオな曲調になっています。このメロディは応用がきくためか、様々なシーンで使われました。
①父ジルを殺されたナウシカ怒りの直後、②クシャナ初登場のとき、③ナウシカがペジテに捕まったとき、④風の谷の人々が避難するとき
どちらか言えば暗い曲ですが、度々使われていたとは…何度も見ていても気づかないものですね。シーンが違えば音楽も違って聞こえるということでしょうか。
戦闘
動画はYouTubeから提供され moja music が制作したオリジナルです
様々な音楽要素が濃縮されている傑作なのに…映画本編では使われていないのですね。その代わり、選抜して楽譜にはなっていたりしました。
アスベルが乗るガンシップと、トルメキア軍との戦闘シーンで使われるはずだったであろうこの曲。弾いてみると、ナウシカのどこかには使われてそうな音楽でした。参考にした楽譜
使われていたであろうシーンは結果、BGM無し(無音)ですが、理由あってのことでしょう。採用されていたら、違った印象になっていたかもしれませんね。
王蟲との交流
動画はYouTubeから提供され moja music が制作したオリジナルです
腐海の王蟲の巣に不時着したナウシカが、触手につつまれて王蟲と交流するシーンで流れるBGMです。
最もよく知られている歌声「ラン・ランララ・ランランラン…」は、当時4歳だった久石譲の娘が歌ったものなのですね。ひとまずイメージを伝えようと、娘の声でデモテープを録音したところ宮崎駿がいたく気に入って採用が決まったそうです。
4歳でこのきれいな音程!さすが娘、と驚かれそうだが・・・当の本人は、暗いスタジオに連れていかれ知らない大人もたくさんいて少し怖かったのだとか。参考にした楽譜
腐海にて
ヒーリングミュージックのような包み込むようで、神秘的なサウンドでした。
青い目の王蟲がうつしだされたシーンや(①ウシアブを腐海にかえした②クライマックスで静かになった王蟲の群れ)
他には、ナウシカの秘密の部屋でのシーン(腐海の植物を育てている)でも使われています。やはり幻想的な場面ばかりですね。
ペジテの全滅
ナウシカとアスベルが、壊滅状態のペジテを訪れるシーンでながれるBGMです。
心臓の高鳴りをイメージしているような、緊迫感が特徴的な曲でした。。壊滅したペジテの描写にぴったりですね。巨大な王蟲の亡骸がうつったときに流れる、シタールの音が印象的です。
メーヴェとコルベットの戦い
ペジテの飛行機からメーヴェで飛び立ったナウシカと、それを追うトルメキアコルベットの追撃戦のシーンで使われました。
同じ音型を繰り返す、映画音楽の王道な表現だが、危機迫る戦いにぴったりなサスペンス的なサウンドになっています。
蘇る巨神兵
哀愁漂う木管楽器の音色が美しい、アダージョなサウンドと、おどろおどろしい不気味な雰囲気の2部の構成からなっています。
感動的なシーンでは「酸の海に入ろうとした傷ついた王蟲の子を、ナウシカがかばって、王蟲がいたわってくれる」悲哀にみちた気持ちになりました。
不気味な方は、風の谷に不時着した巨神兵の卵がうつるシーンと、ユパが巨神兵について話すところでBGMとして使われています。
本当は・・・「なぎはらえー!それでも邪悪な一族の末裔か」から巨神兵がドロドロに溶けていくシーンでも使われるはずだったらしいのですが、実際にはBGM無しの無音になりました。足し算ばかりじゃないということでしょうかね・・・
ナウシカ・レクイエム
動画はYouTubeから提供され moja music が制作したオリジナルです
「姫姉さましんじゃった」から「盲いた目の代わりによ~く見ておくれ」までの感動の場面で流れるBGMです。からの!鳥の人への変わり目は鳥肌もんですね。くわしい記事はこちら。参考にした楽譜
当時「盲いた(めしいた)」という言葉をはじめて聞いて、辞書で調べた記憶がありますねぇ。後半は王蟲との交流と同じく「ラン・ランララ・ランランラン…」
「鳥の人」~エンディング~
動画はYouTubeから提供され moja music が制作したオリジナルです
映画最大のクライマックス「その者、青き衣をまといて」の大ババ様のセリフからはじまる、感動的な名シーンのBGMです。参考にした楽譜
きれいな腐海の底にあるナウシカの帽子のそばで、小さな植物が芽をだしているのがラストシーンですね。これからは、希望がまっていることを示唆するような場面です。
最後は澄みきった、高音で透明感のあるストリングスが余韻を残して消えていく・・・最後まですばらしい音楽的演出。
とりあえず久石譲の真骨頂とまでいわれる、この曲はすばらしい。オーケストラで聞きたい、知る人ぞ知る名曲です。
わたしもナウシカの曲の中で一番好きなのが、この「鳥の人」です!一緒の人いるかしら?
【まとめ】風の谷のナウシカのサントラは名曲ぞろい!
久石譲×宮崎駿監督の記念すべきはじめての第1作目が「風の谷のナウシカ」なのです。しかもすべて久石譲が作曲を手がけていて、これがきっかけで有名になりました。
実はナウシカの漫画が先にあって、それが完結する前に映画制作が始まったので・・・やむを得ずカットしたシーンがあるのですね(制作期間が限られていた)映画と漫画でストーリーが違うのはそのためです。
(そういや…図書館で借りたナウシカの漫画はだいぶ難しい感じで見ないシーンもけっこうあったな)
違うのはしょうがないのだけど、それを宮崎駿は”不完全な作品”と言って、高畑勲も「オチが宗教映画になってしまっている」とお互い酷評だったとか。
ともあれ「風の谷のナウシカ」は、その当時の若い久石譲サウンドを味わえる良い映画だと思うのは、わたしだけではないでしょう。
次に映画を見るときは、ぜひナウシカの曲など音楽にも注目してジブリの世界に浸ってみてくださいね!
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DQ FF Music(DQとFF特化チャンネル)
この楽器も演奏してる♪